弁護士によるマンション管理ガイド

マンション管理士でもある弁護士が、マンション管理でよく問題となるポイントをわかりやすく説明します。

Year: 2021年

マンション管理計画認定制度

令和2年6月24日に「マンションの管理の適正化の推進に関する法律及びマンションの建替え等の円滑化に関する法律の一部を改正する法律(令和2年法律第62号)」が公布されました。 改正マンション管理適正化法ではマンション管理計 […]

滞納管理費を回収する方法

管理費などの確実な徴収は、管理組合がマンションの適正な管理を行う上での根幹的な事項であり、管理費等の滞納は、管理組合の会計に悪影響を及ぼすのはもちろんのこと、他の区分所有者への負担転嫁などの弊害もあることから、滞納された […]

契約不適合責任の期間

売買契約を締結して引渡しを受けたマンションが、種類・品質に関して「契約の内容に適合しない」場合、履行の追完請求(民法562条)、代金の減額請求(民法563条)、損害賠償請求(民法564条・民法415条)、契約解除(民法5 […]

管理費滞納を理由とする競売請求

区分所有法第7条の先取特権の実行や区分所有者の財産に対する強制執行をしても、滞納管理費を回収できない場合、最後の手段として、区分所有法59条に基づき、区分所有権と敷地利用権を競売することにより区分所有者を排除することで、 […]

将来の管理費の請求

区分所有者が管理費を滞納している場合、将来にわたっても管理費を滞納し続けるおそれが大きいため、管理組合としては、今後の管理費についても、予め請求しておきたいと考えられます。 この点、将来の管理費の請求については、あらかじ […]

マンション設計・施工業者の不法行為責任

買主は、マンションの分譲業者に対しては売買契約に基づく担保責任として、追完請求(民法562条)、代金減額請求(民法563条)、損害賠償請求(民法564条・民法415条)、契約解除(民法564条・民法541条・民法542条 […]

総会の決議事項

総会において、どのような事項について決議することができるのかについて説明します。 決議事項の制限 区分所有法37条1項は、集会においては、区分所有法35条の規定によりあらかじめ通知した事項についてのみ、決議をすることがで […]

総会の招集権限

総会の招集は、招集権限のある者が行う必要があります。 招集権限のある者が招集しなければ、総会が有効に成立せず、総会の決議も無効になることがあります。 招集権限 管理組合が法人の場合 区分所有法では、集会は理事が招集すると […]

区分所有者による総会の招集

区分所有法では、集会は管理者が招集するとされています(区分所有法34条1項)。 また、標準管理規約では、 理事長は、通常総会を、毎年1回新会計年度開始以後2か月以内に招集しなければならない 理事長は、必要と認める場合には […]